─ 稲垣 足穂 ─
(『横寺日記』)
【ホーライの蛇足】
稲垣 足穂(いながき たるほ、1900年12月26日 - 1977年10月25日)は、日本の小説家。
1920年代(大正末)から1970年代(昭和後期)にかけて、抽象志向と飛行願望、メカニズム愛好、エロティシズム、天体とオブジェなどをモチーフにした数々の作品を発表。
代表作は『一千一秒物語』、『少年愛の美学』など。
人を愛するのに心理学は不要だ。
人類を愛するのに政治学は不要だ。
目に写るもの、心にスッと入ってくるものを信じて、全てを受け入れることが大事だ。
人はとかく、他人を分析したがる。
血液型だの星座なんぞも使いながら。
でも、それでその人の全てが分かるだろうか?
それで、その人の人格まで分かったつもりになっていないだろうか?
特に、僕たち、「理系」はね。