だからわたしはひとつの事を一生けんめいやっているのです
─ 相田 みつを ─
(『にんげんだもの』)
【ホーライの蛇足】
いろんな考え方がある。
一点突破に力を注ぐという「相田みつを」さんてきな発想と、とにかくやれることはなんでもやるという「ホーライ」的な発想だ。
成功する確率は同じようなもんじゃないのかな。
でも、世間一般的には「ひとつのことを一生けんめいやる」ほうに軍配があがる。
ビジネスの世界でも多角経営に乗り出して、失敗するという事例は多い。
だけど、僕はひとつのことに集中できない。
あれもやりたい、これもやりたい、となる。
しょうがないよね、これば僕の性分なんだから。
これで、全て、玉砕しても、それは僕自身のせいなんだから諦めもつく。
ところで、リアルの世界で教育を担当している僕は若い人たちには「一点突破を狙え」と指導している。
世間の常識と僕の常識が違うってことだけは、僕にもよく分かっている。
ただ、それだけの話だ。